春畑セロリのワガママ部屋
2023年明けましたね。
あけましておめでとうございます。
2022年は、なかなかに無茶振りをいただいた年で、そこがなかなかに面白く、楽しい日々でした。
ヤマハの自動演奏ピアノDisklavier関係でもいくつか。
都響のイベントでは、弦楽の音と映像とピアノ伴奏が、お客様の演奏タイミングや強弱に追随してくれるというAI伴奏のアレンジ、撮影、仕込み。
日中国交50周年イベントでは、北京と東京をWebでつなぐリアルタイム連弾のアレンジ(レイテンシーの克服で、ピアニストさんにも無茶振りww)。
そしてクリスマスは、ホテルのラウンジに置かれたピアノで、AIグレン・グールドさんが弾く架空の「もみの木」を制作。これはAIグレンの能力が高くて楽しかった!
どれも新しい体験で、暗中模索ながらスタッフさんたちと一緒になって最善の結果を求める過程が面白いですよね。(仕込みでさんざんワイワイやっておきながら、本番は他の仕事があってひとつも立ち会えていないというのが笑えますけど)
そのほか、新刊のさっきょくシリーズの動画録り・セミナー・WS展開や、ウクライナ・チャリティコンサート、月刊ピアノLive!などもありましたね〜。
「ゼツメツキグシュノオト」を受け継ぐ「いきもの企画」も、わずかずつ熟し、奥日光、高尾山と自然をめぐりながら、慶ちゃん、洋子ちんと「いきもの遠足部」を発足したよ。今年はいよいよ「いきものワークショップ」のフィナーレイベントを行って、新刊制作へと結実させる予定です。
自然に触れる遠足もさることながら、箱根ではサン・テグジュペリ、信州小布施では北斎に深く熱い刺激をいただきました。
その勢いで、今年度も須坂支援学校にて、書き下ろしの作品をご披露。可愛いのができたので、なんとかこれは形にして世に出したいものです。来年度までに、子どもたちに絵を描いていただく約束をしてきました。
絵といえば、これは何かって?
これはね、九州に向かう飛行機の窓から見えた、夕暮れの空と翼と雲と富士山があまりにも美しく、見とれていて写真に収めるのをすっかり忘れていたので、東京に帰ってから色鉛筆で描いてみたってやつです。本物の夕景はこの百倍は美しかったのだけど、それは胸の中に秘めておきますね。
2023年も、ひとつひとつの事柄を、面白がりながら、楽しみながら、より高いクオリティをめざして、爽快に地を這っていこうと思います。
あの山道の木の根っこのように、自然体で、でも色っぽく、でもさりげなく、でもしたたかに。